2011/11/28

ベーコン my Love
















木の器をつくると木屑が出ます。
その木屑(山桜)をつかって、少し寒くなってくるとベーコンをつくります。
工房がある山に、古いレンガ(昔バーベキュー炉だったもの)でつくった燻製炉があります。
今回は、
1.(塩+三温糖+黒コショウ、グローブ、月桂樹などいろいろなスパイス+水)を20分程煮てソミュール液を作り、豚バラ肉に香味野菜をいれて、一週間位冷蔵庫におく。
2.塩出し・・・四時間くらい。
3.燻製・・・四時間くらい。
4.風に当てて、熟成させます。一日位。

まず、厚切りにしてそのまま焼いて、ベーコンそのものを楽しみます。
スープに使うと、さすが「西洋のかつおぶし」というくらいに「だし」と「こく」がでます。
今回は、「かぶとカリフラワーのクリームスープ」
美味しい~うふふ

2011/11/23

違うのもいい

















先日メールで送っていただいた写真です。
さわやかな、朝のはじまりが感じられます。

パンがのっているのは、伊豆の山桜です。気ままに作ったシリーズ?で同じものはありません。
「違うのがいい」と言ってくださって・・。
コーヒーがはいっているフリ―カップは、木の器に合うようにとつくってもらったものですが、模様が一つずつ違うのです。

昔は、和食器は5客、洋食器は6客というように揃えるという考えが一般的でしたが、今は「気に入ったものを少しずつ」という方が増えてきているように思います。
同じテイストなら形が違っていてもかえって面白い。形が同じなら、木の種類が違うというのも面白いと思うのですが、どうでしょうか?

2011/11/18

トースト2枚分のパン皿

我が家は、朝は、8枚切りトースト、紅茶(ルピシアのダルマというのが気に入っています)、ヨーグルト、果物、牛乳という簡単なものです。簡単なものほど、器が可愛いとうれしい。













 先日、お店にいらっしゃった方に、「自然オイルの器はトーストの湿気を吸ってくれるので、パンには最適」とお話したら、「朝はいつもトーストを2枚食べるので、トーストが2枚並べてのせられる皿がないかなぁ」とおっしゃいました。
お話を伺うと、長く北米で暮らしており、
友人からメープルシロップが送られてくる。朝食は、それをつけてトースト2枚召し上がる。
そして年が明けたら、また海外へ赴任されるとのことでした。

なんとか、2枚分のトースト皿を作ってほしいと夫に頼みました。
個展も終わったので、早速とりかかってもらいました。いつも、それに「適した木」があるわけではありませんし、夫が一人でコツコツとつくっていますので、ホイホイとは作れないのですが・・・。

「年金をもらってもおかしくない年齢だけど、でも求めてくれる人がいるうちはネ~」とおっしゃっていた方に、このパン皿をお供に、海外へ赴任にしてもらいたかったのです。
作ってみると、トースト+果物やサラダをのせてもよい、いい大きさだと気がつきました。
使いやすそうな大きさです。
メープルシロップや蜂蜜をのせても、たれないように平めにしてもらいました。

2011/11/11

個展が終わって

個展が終わり、少しほっとしています。
落ち着いた年代の方が多かったせいか、黒や、紫の漆の器が人気があったようです。
まあるい自然オイルの可愛いお茶碗は、京都へと行ってしまいました。

ひそかにお気に入りの器が、売れてなくなってしまうと、ちょっとさみしい気がします。
同じ木はないし、たまたま手に入った珍しい木で、もう二度と手に入らないかもというようなものは、なおさらです。
でも、気に入って、可愛がってもらえるんだから、うちにあるよりいいんです!

落ち着いたら、定番の器以外にも、気ままな形、面白い形、こんなのが作れないか、こんなのがあったら、というものも、実験で作って行きたいねと話し合っています。
夫が自分専用につかっている、取っ手付きの「俺のマグカップ」を作ってほしいと思っています。


黒文字のつまようじが大変好評でしたので、
お店のほうでも、木の器を買ってくださった方に、プレゼンいたします!

2011/11/08

毎日がすこし素敵にしあわせに

お店を始めてから、四ケ月がたちました。

たくさんの人でいっぱいというわけではなく、
ひっそりと、静かにですが、
それでも、いろいろな方がお店にいらっしゃいます。

若いお二人が「可愛い~」と小さなお皿を買い求めてくださったり、
このお椀で「おかゆ食べます」と年配の方だったり、
小さなお子さん連れの方だったり、
リュックを背負ってウォーキングの方だったり、ランニングで立ち寄られた方もいます!

今日、黒い漆の皿とウォールナッツの漆の皿を気に入られて、
取りにいらしたお客様が、
「夫は、絵描きなのですが、良い仕事をしていると、ほめていましたよ。」と言ってくださいました。
うひゃー感激!
夫にすぐ電話しちゃいました。

器を制作している夫は
朝八時前にはお弁当をもって、工房のある山に向かいます。
一日彫って、夕方帰ってきます。毎日です。
だからお店に出ることが、腕を休めることになります。

イタリアの彫刻家フィツィー二も
一日アトリエで、昼食を食べに近くのレストランに行くぐらい
という記述を、須賀敦子さんのエッセイで読んだことがあります。
その画家の奥さまも、
「ほとんど遊びにも行かず、毎日描いています。」とおしゃってました。

芸術家は、気まぐれではなく、勤勉に制作しているんです。

芸術家ではありませんが、夫も彫っているのが好き、木が好き。
けがをして制作出来なかった時は、脳みそが腐りそう!と叫んでいました。

こんな感じでやっていますと写真付きのメールや、
今日のような言葉をいただくと、お店を始めて本当によかったと思います。
 きちんとこちらの思いも伝えることができ、
また「このようなものがあったらいいのに~」というお話も聞くことができます。

毎日がすこし素敵に
しあわせになるようなものを
作っていきたいと、思うのです。

2011/11/03

黒文字のつまようじ

明日から伊東「草の花ギャラりーで個展が始まります。4日、6日、8日、10日、15時~から作り手である夫は、ギャラリーにおります。

期間中、お買い上げになった方に黒文字のつまようじを差し上げます。工房のある中伊豆の山にある黒文字の枝を、一本一本削って、軽く塗装をしたものです。洗えます。
結構丈夫で、果物などにさして使うと、可愛いです。













黒文字は、つまようじだけでなく、香料にもなります。
削ると、いいにおいがします。

2011/11/02

うれしいおたより 木の額

 
先日、木の額を求めていただいた方から、落ち葉を飾ってみましたよ~と写真付きのお便りが届きました。
それぞれの葉の形、色が面白く、秋真っ只中!という感じです。

これは欅の木の一枚板で、ステンレスの金具でアクリル板を止めるかたちとなっています。
単純な作りのようですが、一枚板なので、そらないように裏に補強がしてあります。
表の金具は、簡単に止められるよう、中のものを邪魔しないよう、そしてクールな部屋にも合うようにと選んでみたのですが、どうでしょうか。
縦にも、横にも、できるように金具も取り付けてあります。
器にはならないけれど、木の形や模様が面白いところを選んで、額にしています。

旅先やお散歩のとき見つけ葉っぱを、思い出として飾ったらいいなという思いから、考えてみたんです。
葉っぱだけでなく、写真や、絵ハガキ、レースのコースターなど、自分の好きなものをコラージュして楽しんでいただきたいです。

そんな様子が伝わる写真を届けていただいてうれしいです。