2013/03/28

サバのマリネ?

漆の器は、漆でコーティングしてあるので、魚などの生臭いものも気にせず使えます。
手前は、サバのマリネ?です。
奥 とち長さら・くるみ油仕上げ バゲット+クリームチーズ+ゆずジャム
バゲット+生ハム
手前  ウオールナット・摺りうるし サバのマリネ

以前、ヴァンジ庭園彫刻美術館のカフェでアミューズとして食べたサバが美味しくて〜しかし、もう作ってないとのことで、それなら自分で「それもどき」を作ってみよう!
脇雅世さんの「ちょっと自慢のパリごはん」の本からサバのマリネから
人参、タマネギ、エシャロットのどの香味野菜+白ワイン+白ワインビネガー+塩+黒粒こしょう+ローリエ+タイム
を20分煮て、
耐熱容器にサバを入れ、このマリネ液をいれ、200°のオーブンで10分焼く。熱いうちにオリーブ油を回しかける。
というものですが、
勝手に、日本酒+米酢+黒粒こしょう+香味野菜(タマネギ、人参、ローリエ、パセリの軸)でサバを煮て、最後にオリーブオイルを回しかけたものです。
これでも充分美味しいです。オリーブオイルを入れるのがポイントのようで、油ののっていないサバでも美味しく食べられます。写真のは、スーパーで、一切れ100円でした!

奥の「とちの長皿」はバゲットをのせると似合います。
ローマに住んでいる先輩が持ってきてくれたサラミが美味しくて〜バゲットにのせると、さらに美味しくて〜東京に住んでいる息子に明治屋やデパ地下で買ってきてもらいましたが、なかなかあのサラミと巡り会えません。
「憧れのイタリアの味」なのでしょうね。


2013/03/22

春のバッグ

三月になっても寒かったのに、急に暖かくなって、あれよあれよという間に桜が咲き始めました。首都圏では満開とのこと!こちらでは、2〜3分咲きかな?
バッグを作ってくれる彼女から、あたらしいバッグが、届きました。(少しですけど)
レースを使って、春〜夏
色、柄の組み合わせが若い彼女らしいです。

中も凝っていて、リバーシブルとしても使えるくらい、縫製も丁寧です。

中の水玉や、チロリアンテープ、グロリアンリボンが可愛い! 
以前紹介したバッグは好評で、パパッととなくなってしまいました。
また、新しい柄の組み合わせ、形を考えているようで、試作品を見せてもらいました。
どんなものになるか、楽しみにしています。



2013/03/09

私を離さないで カズオ・イシグロ

以前「カズオ・イシグロ」の特集をNHKで放送した時、偶然に見ました。
ちょうど映画「わたしを離さないで 」が話題になっている時期で、冒頭の映画の押さえた色調の映像が美しく、思わず見入ってしまいました。

クローンが主人公で、成長するまで閉ざされた世界で過ごし、そして・・・という話で、
クローンという設定が話題になったものですが、彼、カズオ・イシグロはこの本について、
「記憶がテーマである」と
「短い一生を運命つけられた人々で、クローニングは材料で、本質ではない」
「記憶は死に対する部分的な勝利・死に対する慰め」と語っています。

深く興味を持ち、すぐに手に入れ、読みました。
心をつかんでしまうものに巡り会うと、本でも、アートでも、心ここにあらずという状態になってしまうものですが、この本もそうでした。
この設定、それぞれの人格、文章は静かで、美しく、・・・原文で読んでみたい

「3・11」からしばらくたってから、近所の友人から、「◯◯ちゃんなくなったらしい・・」とメールがきました。娘の幼稚園時代の通学仲間で、小学校入学前に家族でお父さんの赴任先「宮城」に引っ越してもう何年もたちます。我が家で送別会もしたのです。
娘にメールしました。「宮城県警のサイトで、名前を確認した」と連絡がきました。
勤め先で巻き込まれたようです。
私は、あの優しいお母さんのことを思いました。こんなに若いのに・・失うなんて・・
「彼女のことを、心の奥にとどめておこう。そしてふつうに生きていこう。」
と娘に返信しました。

「生きていく」ことを、いとおしく思えるなったのは、大人になってから ずっと後 最近のことです。









2013/03/04

虫は芸術家

黒の盆?膳?ともいえる大きな器です。
木の幅目一杯とったサイズで
栃 鉄媒染
298×475×27
木の皮の下の「虫食いの跡」が芸術的ともいえる面白さです。

梅は茶色、黄土色の混じった木肌が面白い
乗っているのは「梅」の器、ぐい吞みです。
梅の一枝も添えてみました。
今、修善寺の梅園は見頃です。
(今年は開花が遅れ、梅祭りを10日までを17日まで延長だそうです)

黒の器を求められた方が
「お正月におせちをのせたらすごく素敵だったの」といってくださって〜
そうです!黒は料理映えするのです。
ちょっとずつ、いろいろなものをのせる器でも素敵かと〜