2011/08/29

映画 ハーブ&ドロシー















ヴァンジ彫刻庭園美術館展示大ホールで上映された映画を観てきました。
キャンドルナイトということで、日が落ち、木々が黒いシルエットとなり、
空が夜に変わってゆく中、美術館の庭にキャンドルの光の道がゆらめいて、
点在するヴァンジの彫刻が、浮かび上がるという、何とも贅沢な空間でした。

郵便局員のハーブと図書館司書のドロシー夫妻が「自分たちのお給料で買える」「1LDKのアパートに収まるサイズである」という基準で集めた現代美術が、20世紀アートに名を残す名作ばかりに~というドキュメンタリー映画です。
どんな作家のどのような作品を集めたのか、それを1LDKのアパートにどのように飾ってあるのか興味がありました。
二人はとても素朴な人のように一見見えましたが、とんでもありません。
二人が作品を見るときはハンターのようです。全作品を見たがり、作家がどのような思考で作品に向かい合っているか、かぎとります。
アパートにあふれかえる作品にあぜんです。
交流のある今は大家となっている有名な作家たちの、インタビューも興味深く、クリストの作品を、猫を預かって手に入れた話など、いかに友達だったかがわかります。
作品を理解し、愛してくれるからこそ、二人のもとに、傑作が集まったのでしょう。
売れば高額となるコレクションを、散逸させることなく作品を愛してくれるところだったから、ナショナルギャラリーに寄付したのでしょう。

今年の夏はこれで終わっていいと思えるような一晩でした。




2011/08/25

きゅうりの紫蘇巻き

お山は、かろうじて散歩はできましたが、いまひとつの天気でした。
暑かったり、大雨だったり、
年々天気が極端になるような気がします。

とりあえずのおつまみに、キュウリの紫蘇巻きをよくつくります。
青紫蘇+きゅうりの千切り+梅干し(甘いのでなく、ふつうの)
ちぎって、巻くだけ!
我が家の定番です。
食いしん坊の漫画家さんのつまみの本にあったような・・・記憶

お皿は、お歯黒液で鉄媒染した漆塗りの黒い器です。
四角ではなく、少し真ん中をカーブさせてあります。
これをつまみながら、ベランダで、七輪で肉や、魚、野菜を焼きます。
いつも、よい火になる前に、食べ終わってしまって・・辛抱がないんです。
焼きおむすびでしめです。

少し寒くなって、上着を着て、ベランダでココアを飲みます。

2011/08/22

今週、火・水+木曜日はお休みします

定休日(火・水)と木曜日(25日)はお休みします。
16、17日とお店を開けましたので、少し中伊豆の山に行って充電します。
散歩をして、押し葉にする葉を探したり、お店に飾る草花を見つけたいと思います。

そうそう、山の工房のすみっこに、みょうがが出てきているのではと、期待しています。
(みょうが 大好きなんです・・・・・)

2011/08/19

日枝神社















お店は、日枝神社のすぐ隣にあります。
日枝神社は、昔は修禅寺の鎮守様だったといわれ、
源頼朝の弟、範頼の幽閉され自害したという信功院跡の石碑が建ってます。
県の重要文化財である御神木の一位樫、夫婦杉など、
樹齢800~1000年もの大木が何本もあります。

私は、鳥居前から見上げた感じが大好きです。
何か、そこから先は違う空気がながれているような気がしています。

以前、東大寺近くに宿をとったとき、早起きの母にあわせて、
朝食前に東大寺(裏の正倉院のほう)まで散歩しました。
鹿が鹿してました、(ちゃんと草たべている!)
いにしえの昔にもどったような錯覚した気分でした。

お寺や神社は、少し早起きしてお参りすると、
いつもと違った空気を感じられるのです。

2011/08/14

乙女は可愛いのが好き
















大きな器を作ったときに、残った木を生かして、
気ままに作った小さな器があります。
それを見て、乙女は「可愛い!」と声を上げます。
















「金平糖をいれるの」とのお話に、
私も、京都緑寿庵の金平糖を入れてみました。
うん、可愛い!
いくつになっても、「女子」は「乙女」なんです。

2011/08/11

お山だより
















森の工房は、中伊豆の山の中にあります。
山へは、お店の準備だったり、熱を出したり、台風だったりして、
なかなか私は行くことができなかったのですが、やっと来ました!
(夫は毎日通っていますが)

やっぱり、山はいいです。
空気が違う。(修善寺だって、充分よいのですが)
森の中ですから涼しいんです。
夜などは、外では、長そでを着たいくらいです。

そして必ずするのが「お山散歩」です。
だいたい一時間ぐらいゆっくり歩きます。
木の枝の形とか、下から見上げた葉の重なりから見える光とか、
葉の形の面白さ、つる植物の巻きつく感じなど見て歩くのに飽きません。
そして思いがけない発見もあります。
















去年は見つからなかった場所に、今年はじめてサルナシを発見しました!
2~3センチの黄緑色の可愛い実で、味はキュウイに似ています。

2011/08/07

桂座

昔修善寺には桂座という芸能座があったのにちなんで
桂座音楽賞コンテストや、ス―ダラ劇場(伊豆在住のアマチュアミュージシャン)
そして、八月に修禅寺本堂でおこなわれるステージがあります。
修善寺を楽しくしたい、よくしたいと思いで手弁当で活動しています。
私も時々ほんの少しお手伝いをしています。

6日は「Shikinami」のコンサートでした。
さすが国立音大出身の三人、音がいい。
心の奥のいろいろな感情を呼び起こしてくれるステージでした。
それに、三人ともタイプの違うイケメン!

7日は、一龍斎貞水の怪談。人間国宝の講談師の方です。
お寺で怪談ですよ!
うーんうまい!ぐいぐい引き込まれる。
いろいろな人物の表現が、開き直った男とか、恨みを残していく女とか、さすがです。

修禅寺の本堂という特別な空間で、コンサートや講談というのも、すてきな体験です。
私は、警備の係でしたので、修禅寺の普段見ることのできないところ、
お庭や裏のほうも垣間見ることができて、すごく面白かったです。

温泉場20時55分のバスに乗れば、伊豆箱根にも乗れますし、
最終新幹線にも間に合います。
お泊まりいただいて、チケットを予約していただくと、500円引きになります。

修善寺温泉 桂座

2011/08/04

磨きはいのち
















バターナイフです。クリームチーズなどもスムーズに塗ることができます。
















いろいろな木でつくったペンダントです。
Tシャツや、セーターなど普段着を少し可愛くおしゃれに~
木なので、軽いです。

この二つとも、いろいろな木でつくってあります。
自然な木目をだすためには、「磨き」が大事なんです。

100番台から1000番台」の紙やすりを使い分けて磨きます。
手で触って、いい感じになるまで磨きます。

私がいい加減な気持ちでやすりがけをすると、ダメだしがでます。
きちんと「磨くんだ」という気持ちで、こころが専念しないとだめなんです。
飽きっぽい私は、あてにされていません。
いまのところ、夫が、ひたすら磨きます。