2013/06/09

修善寺『点』が作る木の器 4

木の器はここがいい(4)  『吸湿性がある』

山桜、楠にくるみ油を塗ったパン皿

 陶器はトーストしたパンを載せると、汗をかいてパリパリ感が損なわれます。木の器はその水分を吸ってくれるのです。毎日美味しく焼けたパンを食べたい。(ちなみに、パン皿は少し乾き気味の方が、よく水分を吸ってくれます)


樟 くるみ油 パン皿 166×180×15


自然オイル(くるみ油)の器の吸湿性は長所にもなりますが弱点でもあります。水に長い間つけておいたり、毎日洗剤を使って洗うというわけにはいきません。木の器は極端な湿気と乾燥は嫌います。
山桜 くるみ油 ボウル 大 直径405×50

しかし、長い間油分を吸わせ(メンテナンスや油物に使うなど)ることで、次第に風合いが変わる楽しみがあります。どんなものに使うかによってそれぞれです。使っている方が最後の仕上げをするということです。

                                  toshi書                         


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