2011/09/21

起雲閣

お店のお休みに、かねてから行きたいと思っていた熱海の起雲閣に行きました。
写真機のなかに、カードを入れ忘れて!
何たる不覚!!!
起雲閣の中は、写真撮影自由なんです!
これは、パンフレットの中から拝借しました。
起雲閣は、大正時代に”海運王”内田信也の
別荘として、建てられました。左側の伝統的な建物(麒麟)です。
そして、昭和に、”鉄道王”根津嘉一郎によっして、洋館(玉姫、玉渓)ローマ風呂が建てられました。
手前の庭園は、茶人としても知られた根津嘉一郎が自ら采配をふるって作られた庭です。
その旅館となり、その庭を囲むように建物がくわわり、熱海の名旅館として、多くの文人(山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、武田泰淳、尾崎紅葉etc.)が宿泊しました。

大正、昭和のはじめの豊かな時代、ひとつひとつがすごいんです。
特に、チューダー様式とされる洋館は、家具もきちんと残って、見どころがいっぱい。
ちょうなでなぐり仕上げをした柱やドアに、夫は興味しんしん~
天井いっぱいのステンドグラスのサンルーム、暖炉の上の装飾、食堂の壁紙(布)、中国と、アールデコと、寺社建築が、山荘風の洋館のなかに豪華に詰まっています。

起雲閣は旅館を廃業し、実は何年か前、高層マンション建設計画が持ち上がったのです。
それを熱海市が買い取ったのです。
市民の理解を得るのは大変だったと思うのですが、ほんとうに頑張ってくれてありがとう。
今となっては造ることのできない、熱海の、伊豆の、静岡の、貴重な財産です。
NPOの方々が説明してくださいましたが、起雲閣に対する思いが伝わってきました。

伊豆に来た友人を、案内するとlころの一つになりました。

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