2011/11/08

毎日がすこし素敵にしあわせに

お店を始めてから、四ケ月がたちました。

たくさんの人でいっぱいというわけではなく、
ひっそりと、静かにですが、
それでも、いろいろな方がお店にいらっしゃいます。

若いお二人が「可愛い~」と小さなお皿を買い求めてくださったり、
このお椀で「おかゆ食べます」と年配の方だったり、
小さなお子さん連れの方だったり、
リュックを背負ってウォーキングの方だったり、ランニングで立ち寄られた方もいます!

今日、黒い漆の皿とウォールナッツの漆の皿を気に入られて、
取りにいらしたお客様が、
「夫は、絵描きなのですが、良い仕事をしていると、ほめていましたよ。」と言ってくださいました。
うひゃー感激!
夫にすぐ電話しちゃいました。

器を制作している夫は
朝八時前にはお弁当をもって、工房のある山に向かいます。
一日彫って、夕方帰ってきます。毎日です。
だからお店に出ることが、腕を休めることになります。

イタリアの彫刻家フィツィー二も
一日アトリエで、昼食を食べに近くのレストランに行くぐらい
という記述を、須賀敦子さんのエッセイで読んだことがあります。
その画家の奥さまも、
「ほとんど遊びにも行かず、毎日描いています。」とおしゃってました。

芸術家は、気まぐれではなく、勤勉に制作しているんです。

芸術家ではありませんが、夫も彫っているのが好き、木が好き。
けがをして制作出来なかった時は、脳みそが腐りそう!と叫んでいました。

こんな感じでやっていますと写真付きのメールや、
今日のような言葉をいただくと、お店を始めて本当によかったと思います。
 きちんとこちらの思いも伝えることができ、
また「このようなものがあったらいいのに~」というお話も聞くことができます。

毎日がすこし素敵に
しあわせになるようなものを
作っていきたいと、思うのです。

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